「魂・心・チャクラ」を知って揺るがない自分軸を取り戻す5つの真実

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〜内なるシステムの意外な関係〜

静岡・沼津・三島・函南のこころねセラピーの秋山です。

「これまでの人生、家族や会社に合わせてばかりで『本当の自分』がわからない」 「ふとした瞬間に襲われる虚しさや将来への不安……このまま年を重ねていいのだろうか?」

人生の折り返し地点を過ぎ、ふと立ち止まった時、そんな思いが頭をよぎることはありませんか? 長年、社会や家庭での役割を懸命に演じきってきたからこそ感じる、「心」の揺らぎ。そして、もっと深い場所にあるはずの、何者にも左右されない「魂」への渇望。

実は、私たちが漠然と感じている「心」と「魂」は、別々のものではなく、一つの精巧な「内なるシステム」として連携しています。もし、この仕組みを知ることができれば、周囲に振り回されていた人生から、どっしりと根を張った「自分軸」のある人生へとシフトできるかもしれません。

この記事では、哲学、心理学、そして古来の叡智から導き出された5つの洞察を通じて、あなたの内なる世界を再構築する旅へとご案内します。これは、様々な経験を積んだ成熟した大人だからこそ理解できる、真の自分自身との対話です。

1. 揺れ動くのが「心」、不動の軸が「魂」:その決定的な違い

「自分軸がない」と悩む方の多くは、実は「心(こころ)」と「魂(たましい)」を混同されています。自分軸を作ろうとして、コロコロと変わる「心」を無理に固定しようと苦しんでいるのです。しかし、スピリチュアルな視点では、この二つは役割が全く異なります。

  • 心(こころ): 肉体や脳の機能に由来し、経験によって絶えず変化する「ソフトウェア」です。何かを得れば喜び、失えば悲しむ。常に外の状況に反応し、「失うこと」を恐れる性質を持っています。
  • 魂(たましい): 肉体を超えた、不変の本質である「ハードウェア」です。何かを失うという概念がなく、ただそこに『在る』もの。これこそが、あなたが求めている「揺るがない軸」なのです。

この違いを端的に表す言葉があります。 心は「愛情(一喜一憂する感情の波)」であり、魂は「愛(そのすべてを静かに受け入れる器)」である。

心は、人生の喜びや悲しみを味わうための「舞台」です。一方、魂はその舞台全体を包み込む「器」です。 「心が揺れるのは当たり前だ。それは生きている証なのだから」と理解し、その奥にある「不動の魂」を意識すること。これこそが、感情の波に飲み込まれず、大人の余裕を持って自分自身を捉え直す第一歩となります。

2. 人生の現在地を知る「心の成長地図」:ユングとチャクラの教え

「自分は今、どこに向かっているのか?」という迷いは、中高年特有の切実な悩みです。魂が器であり、心が舞台であるならば、私たちの人生ドラマはどのような地図の上で展開しているのでしょうか。 その答えは古代の「チャクラシステム」にあり、深層心理学の巨匠カール・ユングもその価値を認めていました。

ユングはチャクラを単なるエネルギーの話ではなく、「人間の意識の成長段階を示す象徴」と解釈しました。脊柱に沿った7つのチャクラは、生存の安全確保から自己実現、そして自己超越へと至る、成熟した人間への発達プロセスそのものなのです。 これは、あなたの内なる「人生の地図」と言えます。

ユングはこう述べています。

「あなたがマニプーラ・チャクラ(第3チャクラ)にいるときには、そこに葛藤はありません。なぜなら、あなたが葛藤そのものだからです」

つまり、今抱えている悩みや葛藤は、あなたが「ダメだから」起きているのではありません。意識がその成長段階にあるからこそ、その課題に直面しているのです。「今の悩みは、人生が成熟していくための大切なステップなのだ」と捉えることで、客観的に自分を見つめる軸が生まれます。

3. 心が折れそうな時、それは魂の「アップグレード」期間

長年積み上げてきたものが崩れ去るような感覚や、心が完全に折れてしまったように感じる時期が、人生には訪れます。特に中高年は、役職定年や子供の独立、体調の変化などでこの危機に直面しやすい世代です。 しかし、これを単なる「挫折」や「衰え」と捉えてはいけません。スピリチュアルな視点では、これはシステム全体の根本的な「アップグレード」のサインです。

「壊れてしまう」という恐怖は、実は「魂が次のステージへ移行しようとしている合図」であり、「古い自分(他人軸の自分)から、新しい自分(本来の自分)へと生まれ変わるための通過儀礼」なのです。 これは「カルマの清算」とも呼ばれます。困難な経験を通じて、魂が過去から持ち越してきた古い思考の癖や執着を手放し、より高い意識レベルへと進化しようとしているのです。

苦しみは、終わりではありません。あなたがより賢明で、より深みのある人間へと成熟するための、不可欠な変容のプロセスです。そう捉え直すことで、苦難の中にも「意味」という軸を見出すことができます。

4. 説明のつかない「漠然とした不安」は、魂の記憶かもしれない

「理由もなく、特定のことが怖い」「なぜかずっと、漠然とした不安が消えない」 人生経験を積んでも消えないこの感覚に、「自分は弱い人間だ」と責めていませんか? 人生の転換期には、心の層を超えて、魂の深い階層に保存された「古い記憶(レガシーデータ)」に触れることがあります。

近年の研究では、論理で説明できない恐怖症や強い不安が、前世の記憶や魂の履歴と結びついている可能性が示唆されています。魂は単なる概念ではなく、過去の膨大な経験を保持する「器」であり、時を超えて現在のあなたに影響を与えているのかもしれません。

もしそうなら、その不安はあなたの「性格の弱さ」や「努力不足」のせいではありません。魂という壮大な歴史の中に刻まれた、時を超えた「こだま」なのです。 「これは自分のせいではない、魂の記憶なのだ」と知るだけで、自分を責めるのをやめ、慈しみを持ってその感情と向き合うことができるようになります。

5. 「いい人」からの卒業:「スピリチュアル・バイパス」の罠

最後に、真の「自分軸」を持つために最も注意すべき点をお伝えします。それは、無理に「ポジティブ」であろうとすることの危険性です。これを「スピリチュアル・バイパス(精神的な迂回)」と呼びます。

長年、組織や家庭の調和を守るために、自分の感情を押し殺して「明るく振る舞う」ことに慣れてしまった中高年の方は少なくありません。 「ポジティブでいよう」「感謝しよう」という言葉は素晴らしいですが、それを理由に怒りや悲しみ、不満といった「ネガティブな感情」から目を逸らすのは危険です。

怒りや悲しみは、「何かがおかしい」「無理をしている」と知らせるための重要なアラートです。これを無視して「私は平気です」と振る舞うことは、自分自身への裏切りであり、自分軸を失う最大の原因となります。 本当の「調和」とは、無理な笑顔を作ることではありません。ネガティブな感情も含めた「ありのままの自分」を認め、ご自身の本音に誠実に向き合うこと。それこそが、大人の成熟した在り方です。

結論:揺るがない「内なる宇宙」の調和へ

ここまで5つの真実を見てきました。 心(愛情)と魂(愛)の違いを知り、チャクラという人生の地図を持ち、危機をアップグレードと捉え、魂の記憶を受け入れ、無理なポジティブを捨てる。

これらはすべて、「魂、心、そして身体は、互いに影響し合う一つの統合されたシステムである」という事実に帰結します。

あなたが求めていた「自分軸」とは、頑固になることでも、誰とも関わらないことでもありません。この「内なるシステム」の仕組みを理解し、自分の内側で起きていること(感情、体調、直感)を、静かに、そして深く信頼できるようになることです。

最後に、これからの人生を歩むあなたに問いかけます。 もし、自分を単なる「衰えていく肉体」や「不安定な感情」としてではなく、魂・心・身体が織りなす一つの小宇宙として捉え直したなら、残りの人生の使い方はどう変わるでしょうか?

その答えを探す旅こそが、他人軸から卒業し、あなた自身の内なる調和を取り戻す、人生で最も価値ある冒険となるはずです。

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この記事を書いた人

心と体を同時に癒し、あなたらしい人生を取り戻すお手伝いをしています。
子どもの頃、父の厳しいしつけの中で寂しさや孤独感を抱えながら育ち、20代では10年続く慢性腰痛に苦しみました。
しかし、たった1回の心理療法で痛みが消え、同時に心のブロックも解放され「このままでいい」という安心感に包まれた経験が、私の人生を変えました。
その体験をもとに、独自開発の感情開放ボディーワーク、オンサ心理療法、チャクラヒーリングを組み合わせ、平均1〜3回のセッションで心身の不調や慢性痛にアプローチしています。
あのとき私が感じた“解放感と安心感”を、今度は多くの人に届けたい——それが、私の活動の原動力です。

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