あなたが見ている“今”は、すでに終わった過去かもしれない
「さっき言われたあの一言が忘れられない」
「またあの痛みが来る気がする」
私たちは、“今起きていること”に強く反応しています。
でも、実は――
あなたが「今」だと思っているものは、
すでに少し前に終わった出来事なのです。
脳はほんの少し遅れて世界を見ている
神経科学の研究では、
脳が目や耳や皮膚からの情報をまとめて
「これが今だよ」と提示するまでに、
約0.1秒の遅れがあることが分かっています。
たった0.1秒。
でも、生理学的には確実な“時間差”です。
つまり、
あなたが見ている景色も
聞いている言葉も
感じている痛みも
ほんの少し前に起きた出来事の編集版なのです。
「現実は過去の残像である」という意味
少し不思議に感じるかもしれません。
けれど、これはとても大切な視点です。
私たちは、
- 相手の表情に傷つき
- 家族の言葉に反応し
- 体の痛みに怯えます
でもそのとき反応しているのは、
厳密には“すでに終わった出来事”。
それは映画のワンシーンのようなものです。
すでにスクリーンを通り過ぎたコマに、
私たちは必死で感情をぶつけています。
慢性痛との深い関係
慢性痛を抱える方の多くが、
「また痛くなるかもしれない」
「この痛みは消えない」
という未来予測に反応しています。
でもその反応は、
過去の痛みの記憶データに対するものです。
脳は、過去のデータを使って
「今」を作っています。
つまり、
あなたが恐れている“今の痛み”は、
実は過去の記憶を再生している可能性があるのです。
前回の記事(99.9%は空間だった)と合わせると何が起きるか
前回お伝えしたことを思い出してください。
- 物質の99.9%は空間
- 固い現実はエネルギーの安定状態
そして今回、
- 私たちが見ている“今”は0.1秒前の過去
この二つを合わせると、
見えてくることがあります。
あなたが必死に戦っている現実は、
① ほとんどが空間でできていて
② しかも少し前に終わったデータ
なのです。
なぜ私たちはこんなにも反応してしまうのか
それは、生き延びるための仕組みだからです。
脳は危険を素早く察知し、
反応することで私たちを守ってきました。
でも現代では、
本当の危険ではなく
「記憶」や「予測」に反応し続けています。
慢性的な緊張。
慢性的な痛み。
慢性的な他人優先。
これらは、
過去データへの自動反応が
安定してしまった状態とも言えます。
では、どうすればいいのか
終わった映画のフィルムを
修正しようとしないことです。
過去の残像に力をぶつけるのではなく、
「これは少し前のデータなんだ」
と気づくこと。
その瞬間、
神経系の緊張はわずかにゆるみます。
あなたは“過去”と戦わなくていい
あなたが今反応しているその現実は、
- 空洞のエネルギーでできていて
- 0.1秒前の編集データで
できています。
それを知ることは、
逃げることではありません。
むしろ、
過剰反応から自由になる
最初の一歩です。
静岡・沼津・三島・函南のこころねセラピー:秋山幸徳


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