「仕事を変えたら、きっと楽になる」
「引っ越せば、この苦しさから抜け出せる気がする」
「人間関係さえ変われば、私は幸せになれるはず」
そう信じて、これまで何度も
環境を変える決断をしてきた方もいるかもしれません。
けれど、しばらくすると──
また同じような息苦しさ
同じような人間関係の悩み
同じような虚しさが、形を変えて現れてくる。
もし、あなたが
「私の人生、何かがおかしい気がする」
と感じているなら、それはあなたが弱いからではありません。
多くの人が、人生を変える順番を間違えて教えられてきただけなのです。
「何かを変えれば一気に好転する」という危険な思い込み
世の中には、こんなメッセージが溢れています。
- 転職すれば人生が開ける
- 場所を変えれば運気が上がる
- 見た目を変えれば自信がつく
- 人間関係を断てば楽になれる
たしかに、これらが一時的な助けになることはあります。
ですが、それを人生の根本解決だと思ってしまうと、
私たちは延々と「変え続ける人生」に迷い込んでしまいます。
なぜなら──
目的意識のないまま環境だけを変えても、
心の使い方は何ひとつ変わらないからです。
問題は「外側」ではなく「内側の羅針盤」
仕事、住まい、車、人間関係、見た目。
それらはすべて人生の道具であって、
人生の目的そのものではありません。
にもかかわらず、
私たちはいつの間にか「道具選び」に人生を賭けてしまう。
本来、先に必要なのは問いです。
- 私は、何のために生きているのか
- 何を大切にしたい人間なのか
- どんな在り方で日々を過ごしたいのか
この内側の目的意識が曖昧なままでは、
どんなに環境を変えても、心は同じ場所をぐるぐる回り続けます。
目的意識がないと、選択はすべて「逃避」になる
目的意識がない状態での転職や引っ越しは、
多くの場合「前に進む選択」ではなく
**「今の苦しさから逃げる選択」**になってしまいます。
逃げること自体が悪いわけではありません。
ですが、逃げ続けても
自分自身からは逃げられない。
結果として、
- 同じような上司
- 同じようなパートナー
- 同じような疲れ方
を、場所を変えて再体験することになります。
これが
「どこへ行っても人生が変わらない」
と感じてしまう正体です。
人生を本当に変えるのは「意味づけの力」
人生が好転する瞬間は、
外側が変わったときではなく、
自分の人生に対する意味づけが変わったときに訪れます。
- 「私は、評価のために生きてきたんだな」
- 「本当は、安心したかっただけなんだ」
- 「誰かの期待ではなく、自分の感覚を大切にしていいんだ」
こうした内側の気づきが生まれたとき、
同じ仕事、同じ家、同じ人間関係であっても
世界の見え方は驚くほど変わります。
目的意識とは、
「大きな夢」や「立派な使命」である必要はありません。
「私は、こう在りたい」
その静かな感覚こそが、人生の軸になります。
環境は「目的意識のあと」に整えるもの
大切なのは順番です。
- 人生に対する目的意識を取り戻す
- 自分の価値観を言葉にする
- その価値観に合う環境を選び直す
この順番を踏んだとき、
仕事も、住まいも、人間関係も
人生を支える味方に変わります。
逆に言えば、
目的意識を持たないまま環境だけを変え続ける人生は、
いつまでも「仮住まい」のような感覚から抜け出せません。
こころねセラピーが大切にしていること
こころねセラピーでは、
「何を変えるか」よりも
「何のために生きているのか」を
一緒に静かに見つめ直す時間を大切にしています。
頑張り続けてきたあなたが、
もう無理をしなくてもいい生き方へ戻るために。
環境を変える前に、
あなた自身の人生の目的意識を
取り戻すお手伝いができればと思っています。
もし今、
「何を変えても満たされない」
「人生がどこへ向かっているのかわからない」
と感じているなら──
それは、人生が終わっているサインではなく、
本当の軸を取り戻す準備が整ったサインかもしれません。
あなたの人生は、
まだ「一気に好転する前」ではなく、
「本来の方向へ戻る途中」なのです。


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