なぜ、順調なはずの今「むなしさ」を感じるのか
40代後半から50代。「人生の折り返し地点」に差し掛かり、仕事や家庭で一定の責任を果たしてきたあなた。客観的に見れば「順風満帆」かもしれません。しかし、ふとした瞬間に**「このままでいいのだろうか?」という正体不明の虚無感や、心の渇き**を覚えることはないでしょうか。
それは、これまであなたが「社会の正解」や「誰かの期待」に応えるために、一生懸命走り続けてきた証拠です。今感じている違和感は、あなたを責めるものではありません。むしろ、「これからは、本当の自分として生きていいですよ」という、人生からの招待状なのです。
1「午前のルール」を脱ぎ捨て、「午後の歩き方」を始める
心理学者ユングは、人生を太陽の動きに例え、40歳前後を**「人生の正午」**と呼びました。
- 人生の午前(~40歳): 社会に適応し、家を建て、地位を築く「外側を固める」時期。
- 人生の午後(40歳~): 獲得したものを手放し、自分の内面を見つめ直す「精神を深める」時期。
「競争」や「他人の評価」といった午前のルールを、午後まで持ち込もうとすると、心は悲鳴を上げます。今は、無理に上を目指すのではなく、自分の内側にある静かな声に耳を傾ける時期に来ているのです。
2「何をするか(Doing)」より「どう在るか(Being)」を大切にする
私たちはつい、「成功すれば(Doing)、幸せになれる(Being)」と考えがちです。しかし、実はその順番は逆です。
- Doing(行為): 目標達成や効率を求める状態。常に「足りない」という焦りがつきまといます。
- Being(存在): 「今、この瞬間」の自分を肯定する状態。
何かを成し遂げたから幸せになるのではありません。まず「今の自分はこれでいい」と心が満たされているからこそ、良い行動が生まれるのです。「何をしたか」という実績よりも、「どんな気持ちで過ごしているか」という心の状態を優先してみましょう。
3【自分の「ダメな部分(影)」を許し、統合する
「本音で生きる」とは、単にワガママに振る舞うことではありません。これまで「隠しておきたかった自分」——弱さ、怒り、情けなさ——を、「これも自分の一部だ」と認め、抱きしめることです。
完璧主義の呪縛から逃れる鍵は、不完全な自分を許すことにあります。自分の影を認められたとき、他人との比較から解放され、あなただけの唯一無二の人生が輝き始めます。
4「ないもの」を追うのをやめ、「あるもの」に共鳴する
私たちの心の状態(波動)は、現実に大きな影響を与えます。
- 「不足」の意識: 「あれが足りない」と欠乏感に注目すると、さらに焦る現実がやってきます。
- 「充足」の意識: 今ある健康、家族、温かいお茶。小さな喜びに感謝すると、不思議と心に余裕が生まれます。
迷ったときは、頭で損得を考えるのではなく、「どちらがホッとするか」「どちらがワクワクするか」という直感を信じてみてください。その微細な感覚こそが、あなたの本音(内なる賢者)からのサインです。
5 日常の「小さな練習」で、自分軸を育てる
本音で決める力を養うために、今日からできる3つの習慣をご紹介します。
- 感情の書き出し(デトックス): 毎朝、頭に浮かぶモヤモヤを紙に書き出す。自分の感情を客観的に眺める練習になります。
- おかげさまの再確認(内観): 「してもらったこと」を振り返り、自分が生かされていることに気づく。恐れが感謝に変わります。
- 小さな「好き」を選ぶ: 「どのお茶を飲むか」といった些細な選択を、効率ではなく「今の気分」で決める。この積み重ねが、大きな決断を支える自信になります。
あなたが放つ「今」の輝きが、未来を作る
中高年期の危機は、あなたを苦しめるためのものではなく、「真の人生」を始めるための脱皮です。結果を追い求める手を少し休めて、まずは今の自分を整えることにエネルギーを注いでください。
最後に、ご自身に問いかけてみてください。
「もし今日、何の結果も出せなかったとしても、あなたが大切にしたい『自分らしい在り方』は何ですか?」
その答えの中に、人生の後半戦を黄金色に輝かせる鍵が眠っています。
この内容をさらに深めるために、今のあなたの「心の渇き」を具体的に言語化するお手伝いをしましょうか?(例えば、仕事のこと、人間関係のことなど、気になるテーマをお聞かせください)
静岡・沼津・三島・函南のこころねセラピー:秋山幸徳


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