静岡・沼津・三島・函南のこころねセラピーの創始者、秋山幸徳です
日々の生活の中で、私たちはしばしば自分自身を**「理性で感情をコントロールできる存在」**だと見なしがちです。しかし、私たちの本質を深く見つめると、その認識は少し違っていることに気づきます。
私たちは「感じる生き物」であり、「考える生き物」ではない
あなたは、どちらがより自分を表していると思いますか?
- 考えることもできる「感じる生き物」
- 感じることもできる「考える生き物」
心理学や脳科学の視点から見ても、私たちの存在の土台は、まず**「感情」**にあります。
私たちは、出来事に対してまず感情的に反応し、その後に理性や思考がそれを理解しようと働くという順序を持っています。赤ちゃんの頃から、私たちは思考よりも先に、快・不快、喜び、恐れといった感情によって世界を認識し、生きてきたのです。
ですから、私たちの本質は**「考えることもできる【感じる生き物】」**なのです。
怒り、怖れ、不安は「当たり前」のサイン
「感じる生き物」である私たちにとって、感情は体温や脈拍と同じくらい自然な、生きていくためのシステムです。
特に、ネガティブだとされがちな怒り、怖れ、不安といった感情は、決して**「悪いもの」ではありません。これらは、私たちが「危険を感じている」「何か大切なものが脅かされている」「満たされていないニーズがある」といった、あなた自身を守り、教えてくれる大切なサイン**です。
感情の抑圧が心身に引き起こす問題
「こんなことを感じてはいけない」「早くこの感情を消さなければ」と考えて、これらの感情を無理に抑えつけたり、無視したりする(感情の抑圧)と、心身に様々な問題が生じます。
抑圧された感情は消えない
抑圧された感情は、**消滅するわけではありません。**それは心の奥底にエネルギーとして蓄積され続けます。例えるなら、蓋をされた圧力鍋のような状態です。
その結果、以下のような形で現れてしまいます。
- 身体症状: 慢性的な頭痛、肩こり、胃腸の不調、不眠、自律神経失調症など、感情が「身体化」して痛みや病気として現れる。
- 爆発的な感情: ささいなきっかけで、抑え込んでいた怒りや悲しみが、コントロールできないほどの大きな感情として爆発する。
- 心の不調: 慢性的な不安感、自己肯定感の低下、うつ状態など、心の活力が失われていく。
感情は「感じきること」で解放される
では、どうすれば良いのでしょうか?私たちの心と体が本当に求めるのは、感情を**「よくあつせずに、感じきること」**です。
「感情を感じきる」とは?
「感情を感じきる」とは、その感情にただ**「OK」を出すこと**です。それは感情の言いなりになることではありません。以下のステップで試してみてください。
- 認める: 「ああ、今私は【不安】を感じているんだな」と、良い悪いを判断せず、ただ心の中で受け入れます。
- 身体に注意を向ける: その感情が身体のどの部分(胸、胃、喉など)で、どんな感覚(重い、ザワザワする、締め付けられる)として現れているかに意識を向けます。
- とどまる: その感覚が自然に弱まるまで、逃げずに、そこにただ留まります。
感情のエネルギーは、認められ、感じられることで、初めてその役割を終え、自然に流れ去っていきます。抑圧のエネルギーが解放されると、心は軽くなり、その後に**「ではどうしようか」という理性的な考え**が、よりクリアに浮かんでくるようになるのです。
私たちは、あなた自身が「感じる生き物」であることを認め、その感情と安全に向き合うサポートをしています。怒りも、怖れも、不安も、全てはあなたという素晴らしい存在の一部なのです。
まとめ
| 感情の捉え方 | 現実 |
| 存在の本質 | 考えることもできる**「感じる生き物」** |
| ネガティブ感情の役割 | 心身を守り、ニーズを知らせる大切なサイン |
| 抑圧の結果 | 身体症状や、コントロール不能な感情爆発、慢性的な心の不調 |
| 必要なこと | 感情を良い悪いで判断せず、感じきることで解放され、心身が軽くなる |
感情はあなたの敵ではありません。ぜひ、そのサインを信頼してあげてくださいね。
もし、一人で感情を感じきることが難しいと感じたり、長年の抑圧から解放されたいと感じていらっしゃるなら、「こころねセラピー」がそのお手伝いをさせていただきます。


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