こんにちは、静岡・沼津・三島・函南のこころねセラピーの秋山幸徳です。
日々、クライアント様と向き合っていると、とても優しくて、周りへの気遣いができる素晴らしい方ほど、心の奥底に「重たい石」のようなものを抱えていることに気づかされます。
今日は、その石の正体と、そこから自由になるためのヒントをお話ししたいと思います。
突然ですが、あなたに一つだけ質問をさせてください。
「あなたは、自分のことが好きですか?」
もし、この問いに「はい!」と即答できなくても、自分を責めないでくださいね。 むしろ、多くの日本人がここで言葉に詰まってしまうのには、とても根深い理由があるのです。
なぜ私たちは「自分をいじめる」ことを許してしまうのか
私たちは幼い頃から、耳にタコができるほどこう教わってきました。 「お友達とは仲良くしましょう」 「人を大事にしましょう」
これは素晴らしい教えです。しかし、ここで一つ、決定的に欠けている視点があります。 それは、「自分と仲良くしましょう」「自分を大事にしましょう」という教えです。
自分への暴言はなぜ許される?「暗黙のルール」の正体
想像してみてください。 もし、公園で子どもが友達を指差して、「〇〇くんはバカでダメ人間!」と叫んでいたらどうしますか? 周りの大人はすぐに飛んで行って、「そんなひどいことを言っちゃダメ!」と叱るはずです。
では、視点を「あなた自身の心の中」に向けてみましょう。 あなたが仕事でミスをした時、家事がうまくいかなかった時、心の中でこんな言葉を投げつけていませんか?
「私って、本当にダメな人間だ」 「どうせ私なんて、この程度の価値しかない」
不思議なことに、自分自身に対して「暴言」を吐いても、誰も叱ってくれません。 それどころか、日本では自分を卑下することを「謙虚で素晴らしい」と称賛する空気さえあります。
「自分を大切にしてはいけない」 「自分を優先するのはワガママだ」
私たちはいつの間にか、そんな**“暗黙のルール”**という呪いにかけられています。 この社会の空気が、「自分を好きになれない大人」「自分をあと回しにして疲弊する大人」を大量生産してしまっているのです。
この世界の「起点」は、まぎれもなくあなた自身
ここで少し、視座を高くしてみましょう。 セラピストとして、あなたに伝えたい真実があります。
それは、**「この世界は、あなたを起点に始まっている」**ということです。
自分を後回しにすることは、世界を粗末にすること
少し哲学的に聞こえるかもしれませんが、これは脳科学的にも事実です。 あなたが「あ、空が青いな」と感じた瞬間に、あなたの脳内で「青い空」という世界が生まれます。 極論を言えば、地球という場所に「あなた」がいるのではなく、あなたが認識しているからこそ、そこに地球があるのです。
あなたがこの世を去れば、あなたが認識していた「この世界」も終わります。 つまり、一人ひとりが、自分だけのオリジナルの世界の「創造主」であり「中心」なのです。
この「世界の中心」であるあなたが、自分自身を粗末に扱っていたらどうなるでしょうか? 中心がグラグラと不安定だったり、傷ついていたりすれば、その世界に存在する「家族」「友人」「仕事」「仲間」……すべてが不安定になってしまいます。
よく「自己犠牲」が美徳とされますが、自分が枯渇した状態で他人を大切にすることはできません。 あなたが自分を大切にすることは、あなたの世界にいる「あなたの大切な人たち」を守ることと同義なのです。
「自己中」と「自分を大切にする」の決定的な違い
「自分を大切にする」と言うと、真面目な方ほどこう反論したくなります。
「自分のためだけに行動するなんて、自己中心的(自己中)じゃないですか?」
ここが、多くの方がつまずくポイントです。 「自分を大切にする」ことへの抵抗感は、それを「行動」だと思っているから生まれます。
それは「行動」ではなく「心のあり方」
- 自分を大切にする = 好きなことだけして、嫌なことはしない(行動)
- 自分を大切にする = 他人を無視して自分の利益を優先する(行動)
そう考えてしまうと、確かにそれは「ワガママ」や「自己中」に見えるかもしれません。
しかし、本来の「自分を大切にする」とは、行動レベルの話ではありません。 「心のあり方(Being)」の問題なのです。
誰かにアピールする必要も、目に見える形で何かを変える必要もありません。 ただ、あなた自身の内側で、 「私は、私を大切に思っている」 「私は、私のままで価値がある」 そう感じている状態。それが「自分を大切にできている」ということです。
「Doing(行動)」から「Being(あり方)」へ
現代社会は複雑で、私たちは常に「脳(思考)」をフル回転させて生きています。 「次は何をすべきか」「どう振る舞うべきか」。 常に「Doing(行動)」を求められるため、「自分を大切にする」という言葉さえも、「何か特別な行動をしなきゃいけない(贅沢をするとか、休むとか)」と変換してしまいがちです。
でも、本当に必要なのは行動ではありません。 「自分を肯定している心の状態」を感じること。 ただそれだけでいいのです。
「ブレない自分」をつくる、唯一の方法
「自分を大切にする」という心のあり方が整うと、不思議なことが起こります。
地に足がついた感覚(グラウンディング)が生まれ、他人の言動や社会の「暗黙のルール」に振り回されなくなります。 自分を卑下する謙虚さではなく、自分を認め、相手も認める本当の強さが芽生えてくるのです。
もし今、あなたが生きづらさを感じているなら、それはあなたが弱いからではありません。 「自分を大切にしてはいけない」というルールを、真面目に守りすぎてきただけなのです。
今日からは、そのルールを少し書き換えてみませんか?
「私は、私と仲良くする」
まずは、心の中でそう呟くだけで十分です。 行動を変えるのは、心が満たされてからで遅くはありません。
こころねセラピーは、あなたがあなた自身と「親友」になれるよう、いつでもサポートいたします。 あなたは、あなたが思っている以上に、大切にされるべき存在なんですよ。
今日のひとことアクション
夜、眠りにつく前の1分間だけ、今日一日頑張った自分の体をハグして、心の中でこう伝えてあげてください。 「今日も一日、ありがとう」
その温かさが、明日への安心感に変わっていきます。


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