あなたの体は知っている:「快楽」と「生きがい」

3つのエネルギー療法のイメージ
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遺伝子レベルで体に良い幸福はどっち?

幸福の知られざる真実

「幸せになりたい」——それは、誰にとっても自然でまっとうな願いです。
けれども、その「幸福」は、すべて同じように体に良いわけではないのです。

美味しいものを食べたり、欲しかったものを買ったときに感じる一瞬の高揚感。
そしてもう一方には、誰かの役に立てたとき、苦労の末に目標を達成できたときにじんわりと広がる深い満足感。

どちらも「幸せ」と呼ばれますが、実は私たちの体はその違いを正確に見抜いているのです。

2013年、UCLAとノースカロライナ大学の研究者たちが発表した研究で、
この「幸福の質の違い」が、なんと遺伝子レベルで体の働きに影響を及ぼすことが明らかになりました。

この記事では、こころねセラピーのセラピストとして、
「心と体が本当に喜ぶ幸福とは何か」を、科学の視点からわかりやすくお伝えしていきます。


1. 幸福には2種類ある:「快楽」と「生きがい」

研究者たちは、幸福を大きく2つのタイプに分類しました。

● 幸福感A:「快楽」を求める幸福

これは“エゴの満足”に近いものです。
おいしいものを食べたり、欲しいものを買ったり、褒められて嬉しくなったりする瞬間の喜び。
一時的な楽しさや心地よさが中心で、短期的に気分を上げるタイプの幸福です。

● 幸福感B:「生きがい」を感じる幸福

こちらは“魂の満足”とも言える深い幸福です。
人生の目的や意味を感じたり、誰かのために貢献したり、自分を成長させる挑戦をしたりする中で生まれます。
表面的な楽しさではなく、静かで持続的な充足感を伴います。

こころねセラピーでもよくお伝えしているように、
「一瞬の安心」と「心の奥から湧く安心」は、似ているようでまったく違うもの。
その違いを、体の中の細胞たちはちゃんと感じ取っているのです。


2. 遺伝子が下した驚きの審判:幸福が免疫システムに与える影響

この研究では、2種類の幸福が免疫細胞の遺伝子にどんな影響を与えるのかを調べました。
その結果は、とても驚くべきものでした。

● 「快楽」の幸福がもたらす予想外のリスク

意外なことに、「快楽的な幸福」が高い人たちの免疫細胞では、
炎症を起こす遺伝子が活発に働き、ウイルスや病原体と戦う遺伝子の働きが弱まることがわかりました。

つまり、気分は良くても、体の中ではストレス反応に近い状態が起きていたのです。

しかも、この遺伝子パターンは、強い孤独感を感じている人の体内で見られる反応とよく似ていたのです。
たとえ人に囲まれて笑っていても、その幸福が「心のつながり」ではなく「刺激や快楽」に偏っている場合、
体は「孤独」や「不安」を感じているのと同じように反応してしまうのです。


● 「生きがい」の幸福がもたらす健康効果

一方で、「生きがい」を感じる幸福が高い人たちの遺伝子は、
炎症を抑え、抗ウイルス・抗体をつくる遺伝子がしっかり働いていました。

これはつまり、「病気に強い」「ストレスから立ち直りやすい」体づくりに直結するということ。

「生きがい」を感じて生きることは、単に心が満たされるだけでなく、
体の奥で免疫力や回復力を支える仕組みを整える行為でもあるのです。


3. 気分は同じでも、体の反応は真逆というパラドックス

興味深いのは、研究で分かったこの点です。

「快楽的な幸福」を感じる人も、「生きがいの幸福」を感じる人も、
主観的には同じくらい“幸せ”を感じていたのです。

つまり、「気分がいい」と感じているその瞬間、
本人はどちらの幸福なのかを区別できません。

けれども、体の中では正反対の反応が起きていたのです。

ここにあるのは、私たちが見落としがちな大切な教訓です。
それは——

「気分が良いこと」と「体に良いこと」は、必ずしも一致しない。

短期的な刺激や快楽に心が引き寄せられても、
体の中の“賢い遺伝子”たちは、それが本物の幸福かどうかをちゃんと見抜いています。

人間の体は、表面的な「楽しさ」よりも、
意味・つながり・目的といった“魂の滋養”を求めているのです。

研究者たちはこの研究をこう締めくくりました。

「人間のゲノム(遺伝子)は、意識的な心よりも、幸福の質の違いに敏感である。」

私たちの体は、頭で考えるよりずっと深いところで、
「本物の幸せ」を知っているのです。


結論:あなたの「幸福」を問い直すとき

ここまで見てきたように、幸福には種類があります。
そしてその源が、免疫機能や遺伝子の働きにまで影響することが分かっています。

もちろん、短期的な喜びを否定する必要はありません。
好きなものを食べたり、誰かと笑い合ったりする時間は、心を緩める大切な栄養です。

けれども、もしあなたがいつも誰かのために頑張りすぎて疲れているなら——
そのエネルギーを、少しだけ「自分の内なる目的」や「誰かの心を支える喜び」に向けてみてください。

小さな生きがいを感じる瞬間こそ、
**心を満たし、体を内側から守ってくれる“本物の幸福”**です。

こころねセラピーでお伝えしている癒しの本質も、まさにこの「幸福の質」にあります。
感情や体を整えることで、あなたの中にある“生きがいの種”が自然と芽を出し始めます。


今日、あなたはどんな幸福を育てていきますか?

“体が喜ぶ幸福”を育てることは、
“心を救う最初の一歩”なのです。

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この記事を書いた人

心と体を同時に癒し、あなたらしい人生を取り戻すお手伝いをしています。
子どもの頃、父の厳しいしつけの中で寂しさや孤独感を抱えながら育ち、20代では10年続く慢性腰痛に苦しみました。
しかし、たった1回の心理療法で痛みが消え、同時に心のブロックも解放され「このままでいい」という安心感に包まれた経験が、私の人生を変えました。
その体験をもとに、独自開発の感情開放ボディーワーク、オンサ心理療法、チャクラヒーリングを組み合わせ、平均1〜3回のセッションで心身の不調や慢性痛にアプローチしています。
あのとき私が感じた“解放感と安心感”を、今度は多くの人に届けたい——それが、私の活動の原動力です。

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