静岡・沼津・三島・函南のこころねセラピーの創始者、秋山幸徳です。
いつもお疲れ様です。心も体も「もう無理」と叫んでいるのに、**「私がやらなきゃ」「休んだら迷惑がかかる」**という責任感から、アクセルを踏み続けているあなたへ。
仕事、家庭、介護、人間関係。中高年女性が担う役割は増えるばかりなのに、一息つく時間さえ罪悪感に変わってしまう。そんな消耗した毎日を送っているかもしれません。
「せめて自分へのご褒美を」と、つかの間の楽しみに頼っても、**なぜか心が満たされない、すぐまた空っぽになってしまう。それは、あなたが選んでいる「幸せ」の種類が、今のあなたにとって「効果の薄い栄養」**になっているからかもしれません。
ポジティブ心理学の父、マーティン・セリグマン博士は、幸せには大きく分けて「快楽」と「充足感」の2種類があり、この違いを理解することが永続的な幸せに繋がると提唱しています。
穴の開いたバケツに水を注ぐ「快楽」(Pleasure)の罠
セリグマン博士が言う**「快楽」**は、五感で感じる、一時的で強い喜びのことです。
これは、頑張り屋のあなたが無意識のうちに頼りがちな「即効性の休息」です。
快楽の構造と特徴
- 感覚的で短命: 刺激が消えれば、すぐにその感覚も消えてしまいます。
- 努力が不要: 誰でも簡単に得られます(例:食べる、見る、飲む)。
- 習慣化しやすい: 慣れてしまうと、だんだん満足できなくなり、より強い刺激を求めるようになります。
「ご褒美疲れ」の具体例
- 「今日は頑張ったから」と奮発したスイーツ。食べた瞬間は最高なのに、食器を洗う頃にはもう「はぁ…」とため息が出ている。
- ストレス解消に買い物をする。レジを済ませた途端、虚しさと、使ったお金への後悔が押し寄せてくる。
- 疲れたからと、頭を空っぽにしてスマホやテレビを見る。数時間後、何も残っていない感覚に襲われ、余計に疲れている。
快楽は、その瞬間は心地良いのですが、あなたの心の根本的な「空洞」は埋めてくれません。快楽だけを追求することは、穴の開いたバケツに水を注ぎ続けるのと同じで、消耗を加速させてしまう「罠」になりかねないのです。
あなたの強みで深く満たす「充足感」(Gratification)
「心が空っぽになる」状態から抜け出すために、意識して増やしたいのが**「充足感」**です。
充足感は、あなたが持っている**「とっておきの強み(個性や才能)」**を活かして活動に取り組むことで得られる、深く、持続的な満足感です。
充足感の特徴と「フロー状態」
- 「フロー状態」を生む: 活動に没頭している間、時間や自分自身の存在を忘れ、完全に集中している状態(フロー)に入れます。
- 「非感情的」: 快楽のような「わーい、楽しい!」という強い感情は伴いません。むしろ、集中しすぎて無心になることも。
- 努力とスキルが必要: 簡単には手に入りませんが、だからこそ、活動後の**「やりきった」という自己肯定感**が長続きします。
あなたを満たす「充足感」活動のヒント
- 強みの活用: 趣味で文章を書く、誰かのために手作りの品を作る、チームの課題解決に得意な交渉力を発揮するなど、**「これ、私って結構得意かも」**と思う活動。
- 意味のある目標: 資格取得の勉強、ガーデニングで植物を育てる、地域活動で役割を果たすなど、自分より大きな何かに貢献していると感じられる活動。
充足感は、活動中は「楽しい!」というより「集中した!」「夢中になった!」という感覚に近いです。そして、活動を終えた後に「ああ、良い時間だった」「満たされた」という静かで深い喜びが残ります。
疲労を「充足」に変えるたった一つの意識改革
私たちは、「頑張る=消耗」だと考えがちです。しかし、セリグマン博士の考え方では、「頑張り」を「快楽」のためではなく「充足感」のために使うことこそが、真の回復と持続する幸せに繋がります。
あなたが今、責任感で続けている仕事や家事の中でも、意識的に「充足感」を見つけることができます。
満たされる頑張り方への3ステップ
- 「快楽」は一時休止: 疲れた時の「ご褒美」や「現実逃避」に頼る回数を、意識的に少し減らしてみる。
- 「強み」を意識的に使う: 義務でやっている作業の中で、「どうすればもっと上手に、得意なやり方でできるかな?」と工夫してみる。あなたの美的センスや分析力、優しさなどの強みを意識的に使ってみましょう。
- 没頭できる「逃げ場」を作る: 1日15分でもいいから、誰にも邪魔されない「フロー」の時間(読書、編み物、パズル、熱中できる運動など)を確保する。
心が空っぽなのは、あなたが頑張りすぎていないからではありません。あなたが真に満たされる**「心の栄養」**が不足しているだけです。
「頑張るのをやめる」のではなく、**「満たされる頑張り方」**を今日から試してみませんか?
このドラフトは、あなたの「責任感」という強みを活かしつつ、消耗から抜け出すための行動を促すことを目指しました。
もし、あなたが「自分の強みって何だろう?」と感じていたり、「この頑張り方って充足感につながるの?」といった疑問があれば、一緒に深掘りしていきましょう!


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