シリーズ2:疲れたあなたに贈る!心が軽くなる「簡単スピリチュアル習慣」3選
こころねセラピー セラピスト:秋山幸徳
はじめに:今日から「自分を労う時間」を贈りましょう
シリーズ1では、「スピリチュアル」とは、役割や痛みを超えた「あなたの核となる精神性」に目を向けることだとお話ししました。
頭では理解できても、「体が痛くて動けない」「休む時間なんてない」と感じているかもしれません。大丈夫です。私たちがご紹介する習慣は、特別な場所や道具を必要とせず、**今のあなたが無理なくできる、たった数分の「心の休憩」**です。
これは「頑張るための習慣」ではなく、**「頑張りすぎた心をそっと休ませるための習慣」**です。今日から、あなた自身に優しく、この時間をプレゼントしてあげましょう。
1.頑張りすぎたあなたへ贈る「心の鎮痛剤」
1-1. 【習慣1】息を「慈しむ」やわらかな呼吸法
慢性的な痛みやストレスに晒されているとき、私たちの呼吸は非常に浅くなっています。これは体が常に「戦うか逃げるか」の緊張状態にあるためです。しかし、シリーズ1でお話しした通り、息(スピリトゥス)こそが生命力そのもの。呼吸を整えることは、全身の緊張を緩める即効性のあるアプローチです。
🌿 慢性的な緊張をゆるめる「4秒解放」のコツ
- 準備: 椅子に座り、背筋を軽く伸ばします。肩の力を抜き、目を軽く閉じます。
- 吸気(4秒): お腹を風船のように膨らませるイメージで、鼻から静かに息を4秒かけて吸い込みます。
- 呼気(8秒): 口をすぼめて、細く長く「ふぅーっ」と8秒かけて、体中の痛みや不安が外に出ていくイメージで吐き切ります。
- 繰り返し: これをたった3回繰り返すだけで、自律神経が整い始め、痛みに耐えていた体の緊張がゆるんでいくのを感じられます。無理なく、心地よいと感じる範囲で行ってください。
1-2. 【習慣2】「痛みを手放す」1分間の座る瞑想
瞑想と聞くと難しく感じるかもしれませんが、ここでは**「今、ここに意識を戻す練習」**と捉えてください。慢性痛はしばしば、「未来の不安」と「過去の痛み」が絡み合って増幅します。この練習は、そのループから一旦抜け出す手助けになります。
🧘♀️ 痛みを無視せず、ただ「見つめる」練習
- 着席: キッチンやリビングなど、あなたが最も心地よいと感じる場所に座ります。
- 意識の焦点: 目を閉じ、呼吸に意識を向けます。次に、体の一番痛む場所ではなく、手のひらや足の裏など、温かさや安定感を感じられる場所に意識を向けます。
- 受容(1分): もし痛みが襲ってきても、それを「悪いもの」として抵抗せず、まるで空に流れる雲を眺めるように、ただ「痛みがあるな」と心の中で受け流します。
- 目標: 1分間、ただ意識が「今」ここにある状態をキープします。痛みを消すことが目的ではなく、「痛みに支配されていない自分」を再認識することが目的です。
1-3. 【習慣3】「自分を認める」優しい声かけ習慣
慢性的な痛みを抱えながら頑張っている方は、無意識に自分自身に非常に厳しい言葉をかけています。「もっと我慢しなきゃ」「休んだらダメだ」と、心の声があなたを追い詰めているのです。自己肯定感を育むために、意識して優しさの言葉を使いましょう。
💖 自分自身への温かいアファメーション
毎朝鏡を見たとき、お茶を淹れているとき、痛みが和らいだ瞬間に、心の中で、あるいは声に出して次の言葉を唱えてみてください。
- 「私には、休む許可があります。」
- 「私は、今のままで十分に価値があります。」
- 「私の体は、回復に向かう力を持っています。」
これらの言葉を習慣化することで、自分を責める心の防衛システムが少しずつ解除され、内側からエネルギーが湧いてくるのを感じられるでしょう。
まとめ:あなたのペースで、優しく一歩
大切なのは、これらの習慣を完璧にこなすことではありません。もし呼吸法を忘れても、瞑想中に意識が逸れても、**「まあ、そんな日もあるよね」**と優しく自分を許してあげることこそが、最もスピリチュアルな実践です。
次回シリーズ3では、「スピリチュアルなサービスって本当に大丈夫?」「怪しいものを見分けるには?」といった、誰もが抱える不安にお答えします。
あなたの心の平穏へのお手伝いができれば幸いです。
| シリーズ構成(予定) | 内容の焦点 |
|---|---|
| シリーズ1 | スピリチュアルの定義、慢性痛と心の関係性 |
| シリーズ2(今回) | 疲れたあなたに贈る!心が軽くなる「簡単スピリチュアル習慣」3選(瞑想、呼吸法など) |
| シリーズ3 | 依存しない!健全なスピリチュアルサービス(ヒーリング、リーディング)の見分け方と活かし方 |

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