思考と感情はエネルギー

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毎日、家事や仕事をこなしながら、知らず知らずのうちに心の重さを抱えていませんか?

実は、私たちの**思考や感情は、目には見えない“エネルギー”**として動いており、そのエネルギーの使い方次第で、あなたの脳は元気にもなり、ひどく疲れてしまうこともあります。

あなたの頭の中で何が起こっているのか、そしてなぜ「考えすぎ」が脳を疲れさせているのかを見ていきましょう。

私たちが何かを考えたり、感情を感じたりするとき、脳の細胞は電気信号を発しています。この信号は、単なる化学反応ではなく、実際に電気的なエネルギーを持っています。

💡「周波数」で決まるエネルギーの大きさ

音や光と同じように、この脳の電気信号にも「振動の速さ=周波数」があります。

物理学の法則では、振動の速さが大きいほど、その波が持つエネルギーも大きいことがわかっています。

あなたの脳から出ている電気信号も同じです。リラックスしているときに出る「アルファ波」や、緊張・集中しているときに出る「ベータ波」など、脳波のパターンそのものが、あなたの思考や感情が持つエネルギー状態を表しているのです。

つまり、ネガティブな考えが止まらない状態は、脳が特定の高い周波数のエネルギーを大量に使い続けている、非常にコストの高い状態だと言えるのです。

では、なぜネガティブなことを考え続けると、脳はクタクタになってしまうのでしょうか?それは、脳が大量のエネルギーを消費してしまう二つの活動が過剰になるからです。

1. 「ぼーっとしている時」の回路のオーバーヒート

脳には、特に何も考えていない時にも勝手に動いている特別な回路があります。

この回路は、過去の後悔や未来の心配をする**「頭の中のぐるぐる思考(反芻思考)」を生み出す場所です。驚くべきことに、この回路は、脳が使うエネルギーの6〜8割**という大部分を消費します。

ネガティブな考えが止まらない状態は、この回路が休むことなく高いエネルギーを出し続けていることを意味し、脳は激しく疲労してしまうのです。これは、アイドリング状態でありながら、アクセルを踏みっぱなしの車のようなものです。

2. 「感情」と「理性」の綱引きによる消耗

不安、恐怖、怒りといった強い感情が湧くと、脳の感情を発生させる部分が興奮し、高いエネルギーを出します。

それを抑え込もうとして、理性的な**「考える・判断する・感情をコントロールする部分」がフル稼働します。感情を抑えるためにさらに大量のエネルギーを使うことになり、その結果、脳全体がクタクタになってしまいます。感情的な出来事の後にどっと疲れが出るのは、この綱引きによるエネルギーの二重消費**が原因です。


頭の中のぐるぐる思考や不安が止まらない状態、つまりエネルギーの過剰消費が続くと、私たちの生活には次のようなつらい影響が現れ、心身の活力が奪われます。

影響内容
心のエネルギー切れ過去の後悔や未来の不安ばかりを考え、心が沈みっぱなしになります。今この瞬間に喜びを感じる余裕がなくなります
自分を責める癖自分を否定する考えが強くなり、「どうせ自分はダメだ」と自己肯定感を低下させます。
集中力の散漫思考が色々なところに飛び、目の前の仕事や会話に集中できなくなります。仕事の効率が大幅に下がります
不眠頭の中のエネルギーが静まらないため、なかなか寝付けない、途中で目が覚める状態になります。
全身の疲労脳が大部分のエネルギーを使い果たすため、体まで重く感じるような慢性的な疲労感が蓄積し、回復力が低下します。

「思考と感情」は、本来私たちを動かす大切なエネルギー源です。このエネルギーを無駄遣いせず、効率的に使うためには、意識的に脳の「周波数」を切り替えることが鍵となります。

ネガティブなベータ波(高周波数)の状態から、**穏やかなアルファ波(リラックス状態)**へ脳を誘導してあげることです。

  • 意識的に「ぼーっとする時間」を作る:スマートフォンを見るのではなく、ただ空を眺める、散歩をするなど、脳の回路を意図的に休ませる時間を作ることが重要です。
  • 呼吸や瞑想を活用する:深くゆっくりとした呼吸は、興奮した脳の活動を鎮め、周波数を安定させる最も簡単な方法です。
  • 心地よい振動や音を活用する:リラックス効果のある音楽や、特定の周波数を持つツール(例:音叉など)の力を借りて、脳の振動を穏やかな状態へと調整することも、脳疲労の解消に役立ちます。

意識的に脳の活動を休ませ、穏やかなアルファ波のような状態に戻してあげることが、心と体の健康、そして本来の活力を取り戻すための鍵となります。


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